6月7月と、お湯ドリップでのアイスコーヒーの作り方をご紹介してきましたが、
今回は水出しコーヒーの作り方をご紹介します。
器具はフレンチプレスを用いていますが、後述のポイントが抑えられるものであれば代用可能です。
ご不明点などございましたら、店舗にてご相談を伺いますので、ご来店ください。
「水出し」はコーヒーの抽出方法で、出来上がりは常温~冷たい状態ですが、
レンチンなどで温めれば、ホットの水出しコーヒーもお楽しみいただけます。
すっきりクリアな味わいが好みの方は、夏だけでなく秋冬にも使える方法ですので、
もし器具をお持ちの方は、一度お試しいただければと思います。
(濃厚な味わいが好みであれば、お湯ドリップをお奨めします)

作り方のポイント
・粉はペーパードリップ用より少し細挽きにし、パックに入れる
・粉パックを完全に水に沈める
・セットしたら冷蔵庫に入れる
・出来上がりまで6〜10時間
作り方です。
豆:石原珈琲店アイスブレンド
(深煎り または 中深煎り がお奨め)
挽き方:ペーパードリップ用より少し細挽き
器具:ハリオ カフェプレス1‐4杯用、または同等品(粉パックを水に浸せるもの)
パック:トキワ工業 水出しコーヒーパック
※器具、パックともに店舗にて販売しております。
抽出条件:
・粉30gをパックに入れ、フタをします
・器具に常温の水500ccを入れます
・パックを水に入れます
・器具のフィルターを下に押し、パック全体を水に沈めます
・そのまま冷蔵庫に入れ、6‐10時間後に出来上がり!!
(この条件でコーヒー430gが出来上がりました)

こちらがパックを水に沈めた写真です。
補足
フレンチプレスは、本来は、粉を直に入れ、お湯で抽出する器具ですが、今回は粉をパックに入れ、お湯ではなく水で抽出しています。
本来の抽出方法の特徴は、
お湯をザっと注ぐだけなので、ドリップする難しさがないことや、
メッシュフィルターからコーヒーの油分や微粉も一緒にカップに入ってくるので
まったり濃厚な味わいが楽しめます。
(すっきりした味わいが好みの方はペーパードリップがお奨めです)
一方、抽出後の後片付けは少々面倒で、
粉は水分を切ってから生ごみへ、
油ギトギトの器具は洗剤でしっかり洗う必要があるなど、ペーパードリップより煩雑です。
今回ご紹介した水出しであれば、
粉はパックのまま捨てるだけ、
パックかつ水抽出のため、器具への油付着が少ないので洗うのも簡単です。
もし器具をお持ちで、後片付けの面倒さからお蔵入りしてしまっている方は、水出し専用で復活させてみても面白いかと思います。
まだまだ暑い8月、水出しコーヒーでスッキリと喉を潤して快適にお過ごしください。
またのご来店をお待ちしております。